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マルコおいちゃんのドイツ生活ああだこうだ事典
≪Bar di Marco≫から旧名に復帰しました。  
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前回つれづれに思い起こしたシナの老人についてイザにエントリーを書いてみたところ、ゼッ不調のアクセス状況で、歓迎されていないのがわかった。

 イザでは脊髄反射系の過激な罵りブログやお遊びフジテレビ系のものが繁盛しているようで、気持ちがますます離れてゆく。

 また隠居所ではほとんどシナ文明探索するものをメインにおいているため、気晴らしもしにくい。する、と書いてはいるのだが、イザでは好評だった「発作的シナ語講座」も「夢想千一夜」も受けがどうも芳しくない、それでなかなか気晴らしもならぬ。窮屈なことである。

 なにも商売で書くわけではないのでマーケッテイングなどする必要もないのだが、やはり歓迎されぬものを書いてもしかたがない。

 いっそ、こちらで継続しようかとも考えるが、誰も見に来てくれないのではこれもまた張り合いというものがない。

 ならばイザで継続しようか。

 ふうむ迷うところだ・・・。

 イザにはこの一年来のイザ友がいて毎度見てくださるようだし、コメントも残してくださる。ありがたいことである。

 このヴァーチャルな世界の中だけのお付き合いであるが、ささやかでも気持ちの交流だってある。

 するとイザの本宅、ウエブリの隠居所、こちらの別宅と家を三軒も構えることになってしまう。とてもやりきれるものではない。

 しかしこの別宅にはもう(ひよさま以外は)訪れる方もいないようだ。となると、この別宅はわたしとひよさまのランデヴーの場所となるわけだ。

 かなりウフフなことではある。

 しばらくそんな形でいってみようか。さていつ誰がこんな密会にきづくのだろう。楽しみなことである。ねっ、ひよさま?

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放置モードにしてからもう二月近くになる。

当然ながら訪れる読者はいない。

それをよいことに深夜眠れず考えたことを書いてみることにする。

本宅も隠居所にも書かないことが書けそうだ。

これこそまさに独り言であるが、ひそかに公表するというのも趣味が悪いかもしれない。

ただ何かのメッセージやインフォメーションを書くわけでもないので、肩の力はもちろん抜けている。

秋の夜は深い。

木々はゆっくりと呼吸をしてすがすがしい夜気を吐き出してくれている。

こんなときには来し方のあれこれを思い出して楽しむのもよい。

苦々しく飲み込んだあれらシナでのできごとも何の感情もなく思い起こすこともできそうである。

しかしまだ時は至らず。

あれこれの文章にすこしづつちりばめて行くしかないだろう。

実はもう思い出したくはないのだ。

いまはもう別にたいしたことではなかったようにも思える。

もちろん告白趣味はないから忘れてしまえばそれでいいのだ。

懐かしくこびりついた楽しいことの湯にひたって忘れてしまおう。

上海の秋は長雨だった。

まるで梅雨のように雨の日がつづいた。秋輪というのだったろうか。

宿舎の門番も退屈そうな毎日だったろう。

いつも心をどこかへ遊ばせながらいつまでもタバコをふかしていた。

名前もわすれたその老人ももう生きてはいまい。

どこか江蘇あたりの訛りの強いことばで聞き取りにくかった。

釣りが趣味だといっていたが、いったいどこで釣りなどできたのであろう。

太った体に歯の抜けた口元でいつもきげんよ挨拶をしてくれた。

今となっては彼がいちばん懐かしいシナ人である。

別れのときにたくさんの子供がまとわりつく布袋(シナでは弥勒菩薩)の焼き物をくれたっけ。

あれはどこに行ってしまったのだろうか?

記憶のどこかにまぎれこんで一向に思い出せない。

きっと大切にすべきものであったろうに悔恨に堪えない。

もう二十数年前のことである。

そう彼は姓を「黄」といったのだ。しかしワングと発音していた。

もうこの世では二度と会うことはあるまい。

かれはなんでまたわたしにああ親切にしてくれたのだろうか?

それもなにかの因縁であったものか。

あまり突っ込んだ付き合いにしなかったのがよかったのかもしれない。

人との関係は、とくにシナ人とはそうであらねばならない。

老黄、またどこか別の時と世界で会うときまで

ごきげんよう・・・ 





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先週
15日の水曜日深夜二時半頃、通報により駆けつけた当地警察がドゥイスブルグ中央駅近くで車の中の5人の射殺体と路上に1人の瀕死の男を発見した。瀕死の男は病院に運ばれる途中に死亡。

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発見場所



男たちはのちにすべてイタリア人で
16歳から39歳の一家族とイタリア警察当局からの情報で判明、すべて頭を打ち抜かれていた。


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発見された場所がちょうどイタリアン・レストランのすぐ前ということでその関連性が疑われた。


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しかしどうもカラブリアはサン・ルカという小さな村出身の二家族間の争いと判明。最初は冗談で始まったものが殺人に至ったらしい。殺された家族側の報復が囁かれている。


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サン・ルカ村


カラブリアは、シチリア、ナポリとならぶマフィアの故郷、(カラブリアのものは
Ndrangheta-Clansという)この対立する二家族もどうやら「関係者」らしい。

 

ドイツとイタリア警察当局もそれぞれ非協力を非難しあっており、ドイツを舞台にしたマフィア同士の抗争は民をますますおびえあがらせている。



続報によれば、件のレストランと事件の関係は大ありで、なんと殺された6人すべてがこの店の従業員だったそうです。

 

しかもそのうちの一人の誕生日パーティが前の晩にその店であったそうで、とんだ誕生日プレゼントだったというわけです。

 

しかもこの店のオーナーの姓は、抗争中の「ファミリー」の名前の片方と一致するそうです。そしてこの店は以前から「マネー・ローダリング」の噂もあったということです。ますます匂う。

 

イタリアン・レストランの前でイタリア人が殺された、じゃあなんか関係あるぞ、という庶民の感覚どおりの事件解明の成り行きです。

 

カラブリアには約100の「ファミリー」があり、7000人の構成員がいるとか。各「ファミリー」平均7人。まさにファミリー・ビジネスというところでしょうか。しかし一家族6人減少したので、99「ファミリー」になってしまいました。

 

小規模経営とはいえ年収3500万ユーロを売り上げるという業界、そのなかでも強力な「ファミリー」は今回殺害された者たちの故郷、サン・ルカの者たちだということ、いよいよ黒社会内部での抗争説が強まっています。

 

事件があったと思われる時間、二人の男が現場から遠ざかるのが監視カメラにより撮影されていたとか。一日も早い被疑者逮捕が望まれます。

 

6人が乗っていた車の中は、被害者がすべて頭を撃たれたため出血がひどく血のバスタブのようだったということです。このような血の抗争が早く止む事を堅気衆は願っているのですが・・・。


Weißhorn(白い角)」という峰が「ワイン街道」の東に聳えています。2000㍍級の山です。(2316mm)

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その頂上付近の植物を紹介して、このシリーズを終えることにしましょう。

 

かの有名な「Edelweiß(エーデルワイス)」(気高い白)。アルプスおよびチロル地方を代表するこの地方の人々の心の琴線に触れる花でもあります。

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「エーデルワイス」という歌も、映画『サウンド・オブ・ミュージック』では「ドレミの歌」とともに印象が深く広く愛唱されていますね。


Alpenrose」(アルプスのバラ)

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さて最後の晩に名残を惜しんでくれたプール。小さなプールでしたが部屋のテラスのすぐ下にあったので重宝しました。

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豚児はいたくこの場所が気に入り「来年もまた来たいな」と感慨をもらしておりました。ドイツ語で不自由がないことが一番だったのかも知れません。

来年はさてどうなることやら、わたしはギリシアかスペインが良いと考えてはいるのですが・・・。

ボーゼンから南へ続く「Weinstrasse」(ワイン街道)にはたくさんの小さな村々がワイン(ブドウ)畑のなかに点在しています。

 

その中のひとつに、「Gewürtztraminer」の故郷「 Tramin」があるのですが、今回はそのちかくにある「Kalterersee」という小さな湖の畔で休暇を楽しみました。

 

ブドウ畑のなかにあるホテルのプール。むこうに湖が見えます。徒歩で二分。

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ホテルの後ろはすぐ山。ホテルのプールからも湖からもどちらを向いても山、山。まるで盆地のようなものですが、しかしそこは広い渓谷でガルーダ湖を経てエミリア・ロマーナの平野へと続いています。

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ホテルの後ろの山から見下ろした湖。水藻の多いエコロジカルな水質。

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その山の上のオーストリア風の屋根をもつ教会。

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その祭壇。

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教会の向かいの家に植えられていたトランペット・ブルーメ。

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もう少し「ワイン街道」が続きます。

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