マルコおいちゃんのドイツ生活ああだこうだ事典 |
≪Bar di Marco≫から旧名に復帰しました。 |
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「Glühwein」とは、安物の赤ワインでつくる冬の飲み物であるが、あまり好みとはいえない。がしかし敢えて紹介しよう。グリューワインと発音する。
「Advent」といえばキリスト降誕四週間前のお祭りであるが、去年も述べたようにクリスマスとはゲルマン族の冬至祭りである。ゆえに「Advent」の期間は日が一日ごとに短くなって暗く鬱陶しいものであるから、せめて愉しくすごしたい。
そこで「Adventskranz」(英語では、Advent wreath)という下の写真のようなものをテーブルに飾り毎週ひとつづつ蝋燭に火をともすのである。よってクリスマスには四本の蝋燭がすべてともることになる。
そんなころ飲まれるのが「Glühwein」である。
そのころは街には「Weihnachtsmarkt」(クリスマス市)が立つ。売っているものはショウもないものであるが、そういう雰囲気が好きだ、という人も多いから成り立つショーバイなのであろう。
個人的にはなんの興味もないが、嗚呼、もうそんな時季か、とふと感慨をさそわれるのはたしかである。
クリスマス市にももちろん「Glühwein」の屋台がでる。さていくらくらいするものであったか?ドイツマルク時代に2マルクだったような気がする。
「Glühwein」は先に述べたように(例外はあるが)赤ワインでつくる。そこにシナモン(肉桂)、クローヴ(丁子)、レモンの皮干、八角などをぶちこんで軽くあたためると、アラ不思議もう出来上がる。
しかし金輪際煮立ててはならぬ、それではせっかくのアルコール分がとんでいってしまうじゃないか。
これに砂糖などというものをこっそりいれる痴れ者がいるということだ。それじゃあ女子供の飲みものではないか?というわけで今や、そう、女子供が好んで飲むものになりさがっておるようだ。
まあ、最初に述べたようにけっして好みというわけではないから、どうでもいいのであるが。
要は雰囲気だけの問題である。こんな些細な一杯の「Glühwein」が季節の移り変わりをおしえてくれるのである。
飲みすぎると、やはりこうなる。これもまた風物詩のひとつであろうか?
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