マルコおいちゃんのドイツ生活ああだこうだ事典 |
≪Bar di Marco≫から旧名に復帰しました。 |
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吾輩はなにが嫌いといって、アメリカン・コーヒーほど嫌いなものはない。
あんな泥水のようななま薄いものを、がぶ飲みするくらいなら死んだほうがましである。
コーヒーという語感も好かん。
カッフェでなければいかん。ドイツのKafeeもよろしくない。量を消費する仕掛けが気に喰わん。
つまりエスプレッソこそ、カッフェであるのはイタリア人と同じである。
少ないがきついカフェインをさっと供給する。胃のもたれもない。
しかし、イタリアではなく「野蛮人の国」と呼ばれるドイツくんだりに住む情けない身の上、「ちょいとそこのBarへカッフェを飲みに」というわけにはまいらん。
そこでこんな機械を使用してみた。
そこそこのものはできる。がしかし、あの本式のマッキナ(machina, 機械)が抽出するエスプレッソの香りがいまいちないのが不満である。
というわけで、イタリアの友が送ってくれたのがこれである。
これもマッキナという。しかも家庭ではみんなこれでカッフェを沸かすのだから、いわば本モノである。
上下二つにわかれた容器の中間にフィルターがあり、そこにカッフェ・パウダーをギュッといれこむ。下の容器に水を入れ、火にかける。
沸騰すると熱湯がフィルターのカッフェを漉し出して、上の容器にたまる。
実にすぐれた仕掛けである。マッキナの名に恥じない。
友の家に泊まると、朝このマッキナでつくるカッフェの香りで眼が覚める。
その気分を家でも味わえる、うふふ。諸君もカッフェを飲むなら是非、このマッキナを使用した方が良いと思うよ。