マルコおいちゃんのドイツ生活ああだこうだ事典 |
≪Bar di Marco≫から旧名に復帰しました。 |
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
世界中を妖怪が徘徊しているようである、スターバックスという妖怪が。
そしてなにやらイタリアン・コーヒーというなにやら怪しげなイメージを振りまくことに猖獗を極めているらしい。
そんなものがある、という認識のレベルに事を収めておきたい。
イタリアで、Caffèを飲むところといえば、「Bar」である。
といってもいわゆる「バー」ではなく、ちいさな「カッフェー」と思っていただければよい。
そのバリーエションには限りがなく、カウンターだけのものから、店内はもとより道路まで椅子席を張り出したものまで、無数の形態がある。
しかし、唯一共通項を捜すとすれば、エスプレッソ・マシーンであろう。いまさら写真を紹介するまでもなかろう。
つまるところ、エスプレッソ(espresso)、すなわちCaffèである。あなたがイタリアの「Bar」に入って、「un Caffè」と注文すれば、エスプレッソが出てくる。
エスプレッソとは何であるかは、これもいまさら説明は要すまい。
一度、マヨルカ島の小さなカッフェーで、「エスプレッソ」と注文したが、通じなかった。まるでラファエロ描くところの美少女のような、亜麻色の髪と透き通るような肌をもった女の子の給仕であった。
しかし妻の手前、じっと見とれていることもならず、「Caffè Italiano」とイタリア語でいってみた。(吾輩はスペイン語もカタラン語も解さん)
件の美少女が、にっこりうなずいてわかってくれたのは言うまでもない。
もちろんちゃんとエスプレッソがでてきたよ。
すなわち、かくの如く、エスプレッソがイタリアのコーヒーの代名詞であるということである。
ちなみに、カプチーノというものがあるが、あれは老人や子供が朝に飲むものである。
昼間や夕方、すなわち朝以外の時間に、ましてや大の大人がカプチーノなんぞという代物を、イタリアの「Bar」で注文してはならんのだ。
すぐに外国人だとばれてしまう。まあ日本人ならどうせ見ればすぐばれてしまうのであろうが。