マルコおいちゃんのドイツ生活ああだこうだ事典 |
≪Bar di Marco≫から旧名に復帰しました。 |
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日本では「サンタ」あるいは「サンタさん」などと軽々しくいわれつづけている、サンタ・クロースこと聖(セント)・ニコラウスである。
今日、12月6日は「ニコラウスの日」である。朝家のドアを開けると、なんと、今年もやはり来ていてくれたのだ、ニコラウス。
どういうわけか、家の中にあったわたしと豚児の靴のかたわれが、ドアの外にでていて中にチョコレートやクッキーがいっぱい詰まっているではないか?
さすがニコラウスの神通力はたいしたもんだ、な、と豚児と顔を見合わせた。
毎年この日を忘れずにやってきてくれる、ニコラウス。ありがとう。
と、いうわけで、ニコラウスはクリスマスとはいっさい関係がない。誤解をお持ちの方々は、この際その誤解を解いていただこう、ね。
さて、このニコラウス、こちらの地方では5日の夜から6日の朝にかけて働いておられるようだが、妻の故郷南ドイツでは6日の夜から7日の朝にかけて働いておられるそうな。まあ仕事が沢山ありすぎて一日では一片にかたづかぬ、ということであろうか?
ニコラウスの神通力にも限度がある、ということらしい。
このニコラウスの贈り物かどうか知らないが、ほぼ二ヶ月にわたって当たりがなく、なんと43ミリオン・ユーロにまで膨れ上がっていたロット(LOTTO)すなわち「富くじ」のジャック・ポットであるが、昨日の抽選でついに当選者がでた、という。
このロット、49の数字から6個の番号を選び出し、すべてが正解で、そのうえスーパー・ツアール(Super Zahl)という1から10までの数字も正解ではじめてジャック・ポットに当選となる。
その当選確率は、じつに三千万分の一というから、何パーセントになるかはご自身で計算してくれたまえ。
たとえでは、砂場の砂の中から一粒の金を一発で拾い上げるに等しい、といわれているから、その難易度が知れるというものだ。
今回43ミリオン(43000000 ユーロ x 160 = 68億8千万日本円)のジャックポットは二人の当選者で分け合うということだが、それでも一人あたり34億4千万円になる。
これだけの数字になるとまったく現実感がない。ほんとに当たった人がいるのかも、どうでもいい夢か繰言に思えてくる。
それよりも、ニコラウスが我が家にもたらしてくれたささやかな現実的な贈り物に感謝を捧げるのである。