マルコおいちゃんのドイツ生活ああだこうだ事典 |
≪Bar di Marco≫から旧名に復帰しました。 |
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ドイツ語の「Pfingsten」はギリシア語の「πεντηκοστή [ἡμέρα], pentekostē」からきた語彙で、「50日目の日」という意味だそうです。
すなわちキリストの復活から50日目のこの日、10日前に昇天したキリストに祈る使徒たちに神からの聖霊(Heiligen Geistes)が降ったという、新訳聖書にもとづく祝日です。
10日前の「キリスト昇天祭(Christi Himmelfahrt)」も、もちろん休日でした。
わたしは、異教徒ゆえ、これらのことを信ずることも理解することもできませんが、その信仰を尊重するにやぶさかではありません。
「一切衆生悉有仏性」の立場からすると、霊性はすべてに内在するもので、どこか外から降ってくるものではないからです。
しかし、この降臨したという聖霊は、使徒にたいして神からの聖別として与えられ、昇天したキリストにかわり、神と人間の間をコーディネイトするようにとの思し召しであるとは、理解できるように思いますが、まちがいでしょうか?
また、それは元来、春の最初の収穫を感謝するユダヤの祭日ということですが、このころ収穫されるものといえば、ドイツではアスパラガスがあります。ちょうど日本の初鰹のように、初夏の到来をつげる風物詩です。
またこのころ見ごろとなる牡丹科の芍薬(Paeonia lactiflora)は、俗にピングステンのバラ(Pfingstrose)と呼ばれます。
しかし我々のいう芍薬とは若干ことなっているように思われます。詳述は省きます。
休日の手もちぶさたのつれずれに、以上調べてみました。