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マルコおいちゃんのドイツ生活ああだこうだ事典
≪Bar di Marco≫から旧名に復帰しました。  
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西ベルリンの分裂時代の事実上の中央駅がゾー(Zoo,動物園)駅だった。

 

街の明かりがまぶしい。久しぶりの資本主義社会の賑わいがうれしい。にごった水からうかびでて新鮮な空気をいっぱいにすいこんだような気分だ。

 

車の排気ガスさえ薫り高いものに思われるのは、なぜだろう?

 

タクシーの運転手も、たぶんトルコ人だろうが、きさくな対応で気持ちがいい。いままでの悪夢を洗い流してくれるようだ。

道すがら、光輝くショー・ウィンドウとそぞろ歩く人々をながめる。

 

どの顔も満ち足りた表情をみせているように思われるのは、思い過ごしか?

 

こころがゆっくりとくつろいでゆくのがわかる。

 

ちょうど大陸から香港へでたときのような気分である。あのときは列車のホームで人々が列を作っていることさえ感動したものだ。

 

寝る前にひさしぶりに風呂をつかう。案の定、アカがいっぱいでた。


Abend__Kudamm.jpg

 
















http://members.surfeu.de/home/hobbyuo/imfotbildgraphpictur/Abend_Gedaechtniskirche_Kudamm.jpg


 

翌朝、ホテル近くのカッフェで朝食をとる。

 

時は、まさに薫風ふきすぎる五月である。

 

店のそとの通りに面したテラスに運ばれてきたフランスとドイツがミックスしたような朝食におおいに満足する。

 

雀やシジュウカラたちがおこぼれをあずかりに、テーブルにやってきて、とびまわっている。この野鳥たちは人間が彼らを害する生き物だとは、いっさい感じてはいないのだ。

 

パンのかけらをあたえてみると、よろこんで啄ばむ。

 

おもわず涙がこぼれた。

 

ああ、やっと人の住むべき社会に帰ってきたのだ、と思った。


berlin_kudamm_XXL.jpg




























http://www.art3.net/referenzen/webdesign/berlin_kudamm_XXL.jpg

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よかった 
よく眠れたんじゃないですか?
2007.05.24 17:42 Posted by nihonhanihon | Edit
そりゃあそうですとも 
一週間列車に乗り続けてごらんなさいな、うんざりしますよ、いくら「テッちゃん」だってね、うふふ。
2007.05.24 19:35 Posted by マルコおいちゃん | Edit
すばらしい 
なんと喜びに満ち溢れた文章なのでしょう。
感動の余り涙と嗚咽が止まりませんよ。
想像以上の開放感を擬似体験したかの様です。
その場にいたのならば、抱き合って喜びを分かち合った事でしょう。

ちょっと休憩( ´ー`)y-~~

やっと落ち着いてきました。
それでも、「無事の生還、ほんとうにおめでとうございます。」と声をかけたい気持ちです。おおげさにかも知れないけれどさ。
2007.05.24 21:23 Posted by scopedog | Edit
いや、これはどうも 
ありがとうございます。小鳥が効いていたでしょう?
以前の『黄沙と桐』とあわせて読んでいただくと、もっとよくわかっていただけるかも。いやもう充分に理解していただいてますが。

それにしても、社会主義は、もうほんとにこりごりです。あれからずいぶん長いことシナに行くことが出来ずにいましたが、数年間に再訪しました。その話は、またのちほど。
2007.05.24 21:40 Posted by マルコおいちゃん | Edit
無題 
ほっとしました。
どうも最近中国疲れで…。
ところで、旧西ドイツと東ドイツ、西ベルリンと東ベルリン、ベルリンの壁を理解できる何か良い本はありませんか?
2007.05.24 23:38 Posted by sakuratou | Edit
さてと 
これといってお勧めするほど読書しておりませんので。でも家で少し捜してみましょう。
個人的には、壁のある時となくなってからの同じ場所を写して比較した現地の写真集が気に入っていますが。
そう、ヴィム・ヴェンダースの映画『ベルリン天使の詩』(原題は『ベルリンの空』)が壁崩壊前のベルリンの風景と市民の心情を写し取っていて、見ものだと思いますが。
2007.05.25 00:11 Posted by マルコおいちゃん | Edit
ええ、すっかり 
>小鳥が効いていたでしょう?
ええ、ええ、すっかりやられましたよ。
連綿と続いてきた件があるからこそ効くんでしょうか。
『生の喜び』感じちゃいましたよ。どこにも“命からがらのスペクタクル”、なーんてものも無かったのに。なかなかユニークな体験でした。

憶えてますよぉ『黄沙と桐』。シナ脱出を形(ビザ)にした旅の始まりでしたね。

>その話は、またのちほど。
期待しちゃいまーす。

ところでおいちゃん、「アカがいっぱいでた。」の『アカ』がカタカナなのは、やっぱりぃ「垢」と「紅(赤?)」をかけてらっしゃるんですよねぇ。え、んなヤボ聞くなぁ?。御免。
2007.05.25 04:12 Posted by scopedog | Edit
そういえば 
西ベルリンからはルフトハンザでしょうか?
列車でなら、また、例のゾーンを通過することに(爆)。
2007.05.25 04:48 Posted by nihonhanihon | Edit
あっそうか 
ルフトハンザは西ベルリンにいけなかったんですよね。政治的なからみがあって。
2007.05.25 05:00 Posted by nihonhanihon | Edit
ほっ! 
・・・・・・。
2007.05.25 08:06 Posted by ひよこ | Edit
アカと赤 
いえ、そこまでは考えていませんでした。なるほどねこんな拙文でもテクストとして読解していただけて、うれしいです。
2007.05.25 16:23 Posted by マルコおいちゃん | Edit
いえ、やはり列車で 
東独をまた抜けることになりますが、そのときは緊張度ゼロでした。東西ベルリン間の壁が(特に)緊張させるだけだったようです。もちろん西独と東独の国境は、軍事的には緊張状態が継続していたわけですが。
2007.05.25 16:31 Posted by マルコおいちゃん | Edit
ひよさま 
つかの間の よろこび何処 薫る風
2007.05.25 16:33 Posted by マルコおいちゃん | Edit
おやぶん 
またひとりゆく はるかな道を
2007.05.25 16:35 Posted by ひよこ | Edit
あのころ 
京都あたりを眺めて書いて、不意にベルリンに飛んできた感じです。薫風の五月。東西ベルリンの世界がつい20年ほど前にほんとうに広がっていたのですね。しかしそのころソ連帝国の崩壊などという本を読み、ブレジンスキーが日本でゲラシモフと対談してソ連の内部崩壊が秒読み段階であることを指摘していたり、大きな変化を読み取ることのできていたころでしたね。まだまだこれから大きな動きがあらたにあるように思います。

詩的表現が下手なもので、五七五で返せませんが。
2007.05.26 10:12 Posted by 雨来早夢 | Edit
雨来さん 
ベルリンの昨日が、東京の昨日であったかもしれないことを考えると恐怖を覚えます。
もっか最大の世界の脅威が、隣国にあり、着々と軍拡を進めているのをみると心配でなりません。
この事がなければ、イザはやめてこちらに集中したいのですが・・・。
2007.05.26 16:36 Posted by マルコおいちゃん | Edit
auivyaokca 
Hello! Good Site! Thanks you! fttevaxjnyklfr
2007.08.15 01:34 Posted by auivyaokca | Edit
Dear Auivyaokca 
Thank you too!
2007.08.15 20:41 Posted by マルコおいちゃん | Edit
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