忍者ブログ
マルコおいちゃんのドイツ生活ああだこうだ事典
≪Bar di Marco≫から旧名に復帰しました。  
[PR] 
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


春の花々を少しやすんで、気がついたことについて述べておこうと思います。

 

EU成立(1995年)以来の、欧州における多元語化についてです。

 

たとえばフランスは言語「帝国主義」で、どこにいってもフランス語を使用し、他国人がフランス語を話すことを強要する、という態度でした。フランス国内においてはもちろんそうで、しかも正しいフランス語をしゃべらないと相手にもしない、という高慢さがよく話題になったものです。

 

しかし今ではその気風もやや緩んできているように思われます。

 

少し前にストラスブールにいった時のことです。その街は、かってはドイツに属していたアルザス地方の首都であること皆さんご存知のことと思います。

 

アルザスは、ナポレオンによりフランスに強奪され、ビスマルクが普仏戦争で取り戻し、第一次世界大戦でフランスに帰り、またナチ政権が取り戻し、という具合に常に独仏両国の争奪にあってきた地方でした。

 

アルザス人はドイツ系フランス人です。一度、現地のカフェーで土地の老人達がドイツ語でだべっているのを耳にしました。それはドイツ語にフランス語の語彙をまぜた奇矯な言葉でした。

 

さてストラスーブールでのことです。こっちはあいにくフランス語ができません。家内がいれば通訳してくれますが、ある日一人で買い物に出かけました。

 

店にはいって物色しているとむこうでは必ず「何をお探しで」と店員から声がかかります。

 

すかさずドイツ語で、「フランス語は話せません、誰かドイツ語のできる人はいますか?」と尋ねると、その人がドイツ系のこともあり、またフランス系の場合は、同僚でドイツ系あるいはドイツ語のできるものを呼び寄せます。

 

その結果わかったのは、たいがいどんな店にも誰かドイツ語のできるものがいるということです。しかも若いフランス人なら片言でもドイツ語を話せるのです。

 

これはアルザス地方特有の現象かもしれませんが、かってはドイツ語教育が公式の学校ではなされていなかったことを考えると大きな変化です。

 

<続く>

 

おまけ

 Schlusselblume.JPG


















Schlüsselblume
Schlüssel>鍵、Blume>花。詳しくは稿をあらためて)

この花をだむエリちゃんに捧げます。日夜、嫌韓流にお励みのことゆえお疲れでしょう。少しでも鬱陶しい疲れが癒されますように。

PR
COMMENTS
この記事にコメントする 
NAME:
TITLE:
URL:

MESSAGE:

PASS:[]
無題 
わ~~~感激です!
黄色って好きな色で自分でも似合う色かな?なんて思っていたので!感謝!

歴史問題のあったアルザス・ロレーヌ地方ではやはり歴史の爪痕が残っているのですね。すごく興味深く読ませて頂きました。
2007.04.16 12:07 Posted by damedakorea | Edit
だむエリちゃん 
アルザス・ロレーヌといいますが、二つの地方の文化的様相はまったくことなっています。ロレーヌ地方にはドイツ的要素はほとんどありません。
おいおいやっつけやしょう。
2007.04.16 15:18 Posted by マルコおいちゃん | Edit
勝手な解釈ですが 
「アルザス」をフランス語でどういうのか、謎ですが、どう考えても、「アルザス」という言語の方がオリジナルで、それはすなわち、本当はドイツであるべき場所だったのではなかろうかと・・・。
それにしてもフランス人とドイツ人はいろんな場所で隣り合わせですね。
スイスでもそうですもんね。
チューリッヒはドイツ、ジュネーブはフランス。
混ざり合い絡み合い、歴史の証人のようになっていますね。
アルザスの人はドイツ系フランス人。
東ドイツ最後の首相はフランス系ドイツ人。
ところで、ストラスブールって言い方は、現在、フランス領だからですよね。
2007.04.16 21:25 Posted by nihonhanihon | Edit
そして 
そういったこととは別に、ドイツ語を話せるアルザス人が増えたというのは、元がドイツ領だったということもあるのかもしれないですが、それよりも、マルコさんの記述に「若い人」とあるわけだから、EUの発展で流通が活発になった等のお話が、今後期待できるのではなかろうかと思っております。
2007.04.16 21:29 Posted by nihonhanihon | Edit
アルザスは 
もちろん元来歴史的にドイツ領です。
ストラスブールのドイツ語読みは、シュトラスブルグです。
まあドイツもフランスももともと一つの国(フランク王国)が分裂した国々ですから兄弟姉妹のように似ています。
まああまり先走らずに次回をお待ちください。
2007.04.16 21:58 Posted by マルコおいちゃん | Edit
フライング 
次回を待ちます。申し訳ないです。
それにしても、どの分でどのカテゴリがふさわしく使われているのか、日本人にはわからないことだらけですので、今後が楽しみです。
2007.04.17 09:02 Posted by nihonhanihon | Edit
どの分でどのカテゴリ? 
とは如何なる意味でしょうか?
2007.04.17 17:02 Posted by マルコおいちゃん | Edit
ああ 
ナンタラ文化圏とかそういう類のものです。
2007.04.18 01:35 Posted by nihonhanihon | Edit
TRACKBACKS
この記事にトラックバックする 
| 欧州の多言語生活の2 | top | アネモネさんに |
| 11 | 10 | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 |
忍者ポイント
カレンダー
04 2018/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
フリーエリア
          ドイツ冬時間
最新コメント
[11/04 アムゼル]
[11/04 美月]
[10/22 美月]
[10/22 アムゼル]
[10/21 美月]
プロフィール
HN:
マルコおいちゃん
性別:
男性
バーコード
ブログ内検索
カウンター
お天気情報
アクセス解析
忍者ブログ [PR]
  /  Photo by MIZUTAMA  /  Design by Lenny