マルコおいちゃんのドイツ生活ああだこうだ事典 |
≪Bar di Marco≫から旧名に復帰しました。 |
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
さて焼きあがったピッザは、さきの男とは別の男がオーブンの右に控えていて、焼きあがったものから、後ろでひかえる別の男の皿にのせます。
皿でうけた男は、皿をウエイターにわたします。ウエイターが三人、かわるがわるオーブンと客席を往復します。
さて、飲料がほしい場合は、飲料専門のウエイターに注文します。コーラなどの清涼飲料と、ビールなどのアルコール飲料では係りがちがっていますから、ご注意を。
そうそう、ピッザの注文ですが、マリナーラをとくに用命しなければ、それはもうマルゲリータということですから、黙っていればマルゲリータが運ばれてきます。
簡単でしょう。
おやっ、誰かがマリナーラを注文しました。
そのとき、主人は、いやオヤジといったほうが正確でしょうが、そのオヤジがじろりと胡散臭そうな目つきで客をにらんだかと思うと、いかにもめんどくさそうな手つきで、モッツアレラのかわりにニンニクをトマトの上に散らします。
この小さな店に、さて何人の男が働いていたでしょうか?
そう、全部で10人(だったかな)です。
30人の客にたいして10人でするサーヴィスですから、もちろん旨いはずでよね。
がしかし、味のほうはとくにとりたてて言うほどのものではありません。
普通の、ナポリのどの店でも食べられる程度のものなんです、実はこれが。しかもマルゲリータしかありつけない(マリナーラを注文するには勇気がいりますからね、この店じゃ)。
そんなご不満をお持ちの貴兄・貴姉には、この店のすぐ近くにもう一軒、これまた現地では有名なお店があるのです。
≪Da Michele≫を背にして歩いて、そう100m程度のものでしょう、すぐ右側にもっときちんとした店構えの、でも名前はとくに秘します。だって日本で有名になって、また行列でも作られたんでは困りもんですからね。
もうすでに有名かしら・・・・・・・?
そこは、ひろい二階席もあり、テーブルは大理石(でも椅子は白いプラステイックというアンバランス?!?)。
どんな種類のピッザもあります(ダークサイドくん、狂喜したまえ)。お好みで出来上がりにオリーブ・オイルをかけてくれます。これが絶品。
で、値段も≪Da Michele≫と同じ(ユーロ以前で、マルゲリータが4000リラだったから、たぶん)4ユーロ。最近ご無沙汰なので、あしからず。
ぜひお試しあれ。