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マルコおいちゃんのドイツ生活ああだこうだ事典
≪Bar di Marco≫から旧名に復帰しました。  
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今の時期は、林の下ばえに野生のアネモネが見られます。

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これは、園芸用のアネモネとはちがい、アネモネ原種のひとつ、

アネモネシルベストリスでしょうか?

 

http://nature3.fc2web.com//html/20060506anemone_shirubesutorisu.htm

 

 

白くて小さい可憐なアネモネがいっぱいに咲いている風情は、ひそやかさに毅然とした美しさを秘めていて、清清しい女性コーラスを聴くような思いがします。

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この花を、いつも秀逸なエントリーで反日ファシズムを撃ち続けるアネモネさんに捧げます。万感の尊敬と応援の意をこめて。

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義母が独りで住む家の庭は、いつも綺麗に手入れがほどこされ、季節ごとの花々が咲いているので、訪問するのが楽しみです。

 
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今は、まだ薔薇には早く、目につくものといえばチューリップですが、こんなものもあります。

 
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Traubenhyazinthe(ラテン名、Muscari comosum)です。

 

Traubenは葡萄、Hyazintheはヒアシンス。名前の通りの形をしていますね。これはさすがに日本ではあまり見かけないでしょう?ねえ、ひよさま?

 

 

ドイツ人の園芸熱は高く、庭のもてない家庭用に、行政単位が集合菜園を貸し出してもいるのです。50平方メートルほどに区切った敷地に、借り手が思い思いに小屋を建てたり、野菜や草花を植えて楽しみとしています。

 

週末にその小屋に寝泊りする人もいるようです。

 

義母はその父から贈られた菜園をもっていましたが、今はもう長女夫婦に譲ってしまいました。二つの庭の手入れはさすがに一人では大変ですからね。後で、紹介しましょう。

 

 

また、連邦園芸祭(Bundesgartenschau)という行事が、毎年各都市もちまわりで開催され、かなりの入場者を集めるそうです。いわば園芸の「国体」みたようなものでしょうか?

 

 

さてTraubenhyazintheですが、こちらでは家庭用だけではなく、公園でも、この時期にはよく見られる草花です。やはり園芸用のものでしょうか、野道や森では見かけません。

 

多年草で毎年同じ場所で花開きます。

 Traubenhyazinthe.JPG

 

 









この一輪を、ひよさまに捧げましょう


春の花々について少し紹介しようと思います。

新装開店祝いの花束を、ことだまさんからいただいたので、そのお返しにささやかながら以下のものを差し上げたいと思います。


古い切り株の上に咲くのは・・・・・

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な、なんと野生のクローバーでした。


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クローバー(ドイツ語では、Klee)の花が咲いているのを見かけるのは珍しいので、この花々を、ことだまさんに捧げましょう。

ますます多くの幸あらむことを祈りながら。


春分の日の後の最初の満月の次の日曜日、それをはさんで金曜日が「Karlfreitag」(キリスト処刑「とされる」日)、そして三日後の月曜日が「Osternmontag」(キリスト復活「とされる」日)です。

 

つまり毎年ことなる、いわゆる「移動祝祭日」ですから、キリストの復活とは直接関係のないのはすぐにお解かりになるでしょう。それは元来、ゲルマン諸族の春の「復活」を祝う祭日であり、その復活がキリストの復活に後からアナロジーとして加えられたものでしょう。

 

長く暗い冬をやり過ごすための冬至祭が、キリスト生誕になぞられたクリスマスによく似ています。

 


春分の日の後は、もう冬にもどることはなく、春の到来が確実になる「復活祭」のころは、クリスマスとはまたちがった喜びを感じるドイツでの生活です。

 

金曜から月曜までの四連休をはさんで、多くの連邦州では学校が二週間の休暇になりますから、それを利用して「Urlaub」(休暇)に出かける人々も少なくありません。

 

おいちゃん家族は、例年通り家内の実家訪問でした。家内の兄弟姉妹もまた例年どおり集まり、義母の手料理や手作りのケーキを食べ、庭で「Ostereier」捜しをします。

Ostereier.JPG


















Ostereier」とはイースターのタマゴのことですが、ゆでた卵を思い思いに彩色し庭の木々にかけて気分をもりあげたり、庭や森に父母や年長者が隠したタマゴや贈り物を子ども達や年少者が捜すという、ゲーム、あるいは儀式というべき遊びをします。

Eiersuchen.JPG


















ここでいう年長、年少はあくまで相対的概念ですから、母親が80歳なら、60歳の年少者もいるわけです。

 

このへんは、シナで旧正月に「年長者」が「年少者」にあたえる「圧歳銭」に似ています。

 

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タマゴはもちろん多産と収穫を表象する記号です。

 

おなじくウサギも多産の記号として「復活祭」には欠かせない主役です。

 
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ここからも「復活祭」がキリスト教とは直接関係のない、ゲルマン民俗の古層に起源をもつ春の祝祭であることがわかります。民族と宗教について考えさせられる行事です。


はじめまして。

マルコおいちゃんと申します。

 

産経新聞のブログ「イザ」で、昨年9月以来、『マルコおいちゃんのヤダヤダ日記』というブログを運営させていただいております。

 

そのテーマは、シナの歴史的文明的弱点をえぐる、というものですが、いつもシナに関わっておりますと、なにかと鬱陶しく、ときたまシナから離れた息抜きをテキトーにさせてもらうという、いささか混乱した内容になりがちです。

 

ここいらで思い切って息抜き専用の、とはいっても手抜きはしないつもりですが、つまりはシナから離れたテーマ専用のブログを別途立ち上げようと思い至りました。

 

題して、『マルコおいちゃんのドイツ生活ああだこうだ事典』(ちと長いなあ)、ドイツでの生活で目に付く耳に入る役に立たたない情報を中心に、思いのままに書きつづっていくつもりです。

 

 

『マルコおいちゃんのヤダヤダ日記』を始めるにあたって、

 

「懐手をして小さくなって暮らしたい」ってのはかの漱石センせーの理想だったそうですが、この私なんぞはもう理想の生活させてもらってます。

 

と書きましたが、「懐手をして小さくなって暮らしたい」という理想の生活を追いかけつつ、生活の幅でもって政治を包み込んでいく、そのような生活を築ければなあ、と考えています。

 

マルコ敬白

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